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ワゴン・リと言うと、豪華な車輛、若しくは会社名と思われる方が多いとおいますが、ワゴン・リ社が創立される当時、既にアメリカで実用化されていたスリーピングカー（寝台車）のフランス語訳だったりします。さて、ワゴン・リ社（正式名称の略称CIWLと言われる事も多い）ですが、創設者のジョルジュ・ナゲルマケールスが考えた寝台車（側廊下付きの独立したコンパートメントから成る車輛）が始まりで、最初の寝台車は2軸の木造車でした。でも、このコンパートメント式の車輛構造がヨーロッパの個人主義にマッチしたのか、その後のヨーロッパの鉄道車輛達に広く受け継がれています。